Fedora 14 から Canon のプリンター Satera LBP5050N を使用できるようにした。

必要なものは CUPS と、 Canon のプリンタードライバ CAPT 。今回行った手順はだいたい以下の感じ。

  1. CAPTのインストール
  2. CUPSの設定
  3. CCPDの設定
  4. CCPDの自動起動の設定

CAPTのインストール

私の環境ではCUPSはインストールされているのでここでは飛ばして、CAPTをインストールする。CAPTのダウンロードページから CUPSドライバ共通モジュールCAPT Printer Driver for Linux の2つのインストールパッケージをダウンロードしてくる。マニュアルもあるので合わせてダウンロードして読んでおくと良い。

でインストール(いっぺんにやっちゃったけど、先に共通モジュールをインストールしないといけないらしい)。

rpm -ivh cndrvcups-capt-2.00-2.i386.rpm cndrvcups-common-2.00-2.i386.rpm

インストールが成功したらCUPSを再起動しておく。

sudo service cups restart

CUPSの設定

次にCUPSの設定。私は、ここで ccpd に送るってことをよく理解していなくて苦労した。

設定はブラウザから行った。アドレスは localhost:631

プリンターを追加する。

cups config 1

cups config 2

パスワードを聞かれるので、 root のパスワードを入れる。

cups config 3

プリンターの種類は CAPT Printer を選ぶ。

cups config 4

接続の欄に ccp を設定する。特に設定を変えていなければ localhost:59687 を入れる。

cups config 5

プリンターの名前や説明を適当に。

cups config 6

プリンターに合わせて機種を選択。CAPTのインストールで LBP5050 が選べるようになっている。

cups config 7

cups config 8

あとはデフォルトの設定を適当にすれば終わり。

cups config 9

CCPDの設定

それから ccpd の設定。 ccpdadmin を使って、プリンターを登録する。

sudo ccpdadmin -p LBP5050N -o net:192.168.x.x

設定したら、 ccpd を起動する。

sudo service ccpd start

これでプリンターが使えるようになっているはず。

CCPDの自動起動の設定

あとは、ccpdが自動で起動するようにしておく。 chkconfig で追加しようとしたら対応してないそうなので、まずその設定。

/etc/init.d/ccpd を編集して、ファイル先頭に書いてあるコメントの下くらいに以下を追加 ( # は付けたままで良い)。

/etc/init.d/cups を参考に。CUPSよりあとに起動しないとうまくいかないようだ。ファイルを編集したら、 add オプションで起動スクリプトに追加。

sudo chkconfig --add ccpd

これで自動的に起動するようになる。

使用環境

  • Fedora 14 (2.6.35.6-48.fc14.i686)
  • CUPS 1.4.4
  • cndrvcups-capt-2.00-2
  • cndrvcups-common-2.00-2
  • chkconfig 1.3.49
  • Canon Satera LBP5050N