Thunderbird 6.0.2 でアドオン Quote Colors 0.3 を使えるようにしてみた。

Thunderbirdでは、引用を見やすくしてくれるアドオン Quote Colors を使っていたのだが、 Thunderbird 5 以降になってから互換性がなくなっていた。

addon compatible

そろそろ更新入らんのかーとアドオンのページを見てみたら、更新はなかったもののコメント欄に「いじったらふつうに動くよー」と書いてあったのでやってみた1

ただし、もともと使えないものを無理やり使えるように修正しているので、どこか問題が起きるかもしれません。各自の責任のもと注意して行なってください。

まずアドオンのページからファイルをダウンロード。

addon page

ファイルの確認をしてみる。

file quote_colors-0.3-tb+sm.xpi

quote_colors-0.3-tb+sm.xpi: Zip archive data, at least v2.0 to extract

xpiの実態はZipファイルらしく、解凍すると中身が出てくる。 quote_colors-0.3-tb+sm.xpi を適当なディレクトリに入れて、 unzip

unzip quote_colors-0.3-tb+sm.xpi

Archive: quote_colors-0.3-tb+sm.xpi
    inflating: chrome.manifest
    inflating: chrome/quotecolors.jar
    inflating: defaults/preferences/quotecolors.js
    inflating: install.rdf
    inflating: license.txt

出てきた install.rdf の16行目にThunderbirdの maxVersion ってのがあるので、 6.0.x で使えるようにテキストエディタで編集。

これを編集するだけで良い。出来たら圧縮する。

zip -r -D new_quote_colors-0.3-tb+sm.xpi * -x quote_colors-0.3-tb+sm.xpi

いちおう unizip -t で元のファイルと作ったファイルの中身を比較、 ls -l でファイルサイズがだいたいおんなじ感じか確認しておいた。良ければ作ったファイルをThunderbirdにインストール。

addon install from file

再起動が要求されるので再起動する。

restart message

これで有効になったはず。設定とかして引用部分を見て正常に動いているか確認しよう。

addons window

画像はUbuntuだが、Fedoraでも当然ながら出来た。Windowsな人も、圧縮解凍するときに拡張子を変更すれば同様にできると思う。

使用環境

  • Fedora 15 (2.6.40.4-5.fc15.i686) & Ubuntu 11.04 (2.6.38-11-generic)
  • Thunderbird 6.0.2
  • Quote Colors 0.3
  1. 拡張の互換性が改良された Thunderbird 10 以降はどうなったのか知らない。日本語版を提供しているページに対応版があったのでそれを使うのが簡単そう。(記事