Fedora 16 で mikutter を使ってみたメモ。

最近のmikutterは Ruby 1.9系Ruby-Gtk2 1.0系 が必要になる。まずRubyをインストール。 Fedora 16 の標準のyumリポジトリのバージョンを確認してみる。

yum info ruby

バージョンは1.8.7、まだ古いバージョンだった。どうしようかなーと思うも、まあせっかくなので自分で最新のバージョンをコンパイルして動かすことにしてみた1

ということで、Rubyのサイトからソースコードをダウンロードする。このときの最新安定版 ruby 1.9.3-p0 を取ってきた。

ファイルを展開して出てきたディレクトリに移動。コンパイルの前に、gem関連で必要になるので libyaml を入れておく。

sudo yum install libyaml

でいつもの。

./configure
make
sudo make install

エラーがなければRubyがインストールできたので確認。

ruby -v

続いてRuby-Gtk2をインストール。yumのruby-gtk2は1.0系だが、一緒にRubyもインストールしようとするのでgemから入れちゃう。とりあえず更新確認。

sudo gem update

しかしここでエラーが起きて、

no such file to load – zlib (LoadError)

と言われてしまった。ここのページを参考に、Rubyソース内の ext/zlib/ に移動して、パスを追加してコンパイル。zlibとzlib-develが入ってない人はyumから入れておく。

cd ext/zlib/
ruby extconf.rb --with-zlib-include=/usr/include --with-zlib-lib=/usr/lib
make
sudo make install

再度 gem update で更新確認ができた。次はgtk2をインストール…の前に必要なパッケージをまとめて入れておく。必要だったかどうかよくわからなかったけど node パッケージもインストールしている。

yum install glib2-devel atk-devel cairo-devel pango-devel gdk-pixbuf2-devel gtk2-devel

でようやくgtk2をインストール。

sudo gem install gtk2

よっしこれでmikutterが動…かない。

ruby mikutter.rb

実行すると、

cannot load such file – openssl (LoadError)

と言われる。openssl関連が不足していたようだ。

sudo yum install openssl openssl-devel

yumでパッケージをインストールした後、 Rubyソース内の ext/openssl/ に移動。もいっかいコンパイル。

cd ext/openssl/
ruby extconf.rb
make
sudo make install

今度こそ

ruby mikutter.rb

これで動いた。めでたしめでたし。

mikutter window

使用環境

  • Fedora 16 (3.1.1-1.fc16.i686)
  • mikutter 0.1 (svn r578)
  • Ruby 1.9.3p0 (2011-10-30)
  • Ruby-Gtk2 1.0.3

参考サイト

  1. Fedora 17 からは標準で Ruby 1.9.3系になったので、yumからさくっとインストールできる。