Fedora 16 で texlive 2011
ちょっと久しぶりにLaTeXを触ってみようと思ったので、Fedoraに Tex Live の環境を整えてみた。
インストール
yumで標準のfedoraリポジトリを調べてみたらtexliveのバージョンは2007だった。2011はutf-8が使えるらしいし、新しくtexliveのリポジトリを fedorapeople のとこから追加。Fedora 16なので packages.fc16 から。
sudo rpm -i http://jnovy.fedorapeople.org/texlive/2011/packages.fc16/texlive-release.noarch.rpm
yumでインストール。
sudo yum install texlive
platex
早速使おうと思ったら、 platex
コマンドがない。うむむーと思いながら調べてみると texlive-east-asian てのを発見。fedoraリポジトリなんだけど良いんかいなーと思いつつ試しにインストールを実行。
sudo yum install texlive-east-asian
すると、
パッケージ texlive-east-asian は texlive-collection-langcjk によって不要になりました。代わりに texlive-collection-langcjk-2011-3.20111207_r24786.svn24462.fc16.noarch のインストールを試みています。
と言われた。という事で texlive-collection-langcjk をインストール。
sudo yum install texlive-collection-langcjk
これでplatexコマンドが入って、utf-8のtexファイルも問題なくコンパイルできた。
platex test.tex
pxdvi
pxdviでdviファイルを見ようと思ったらこれも入ってない。これは調べてみてもよく分からず…。 xdvik
をインストールしようとすると
既にインストール済みのtexlive-xdvi-bin によって不要扱いになりました。
と言われるんだが…。texliveには入ってないんかな?今回はpdfを作りたいだけだったので断念。
dvipdfmx
お次は dvipdfmx。platexで出力されたdviをpdfに変換する。ふつうにやったらフォントがなんかおかしいみたいで怒られた。 -f オプションで cid-x.map を指定してやったらできた。
dvipdfmx -f /usr/share/texlive/texmf/fonts/map/dvipdfmx/cid-x.map test.dvi
設定ファイル /usr/share/texlive/texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg を見てみると、 cid-x.map のところがコメントアウトされていたので、コメントを解除。
ついでにWarningが出ていた kanjix.map をコメントアウトしといた。
これで -f オプション無しでもすっきり実行。
dvipdfmx test.dvi
うーん、全体的にあんまりよくわからんがpdfができたので良し!
使用環境
- Fedora 16 (3.1.8-2.fc16.i686)
- Tex Live 2011 (3.20111207_r24786.fc16)
- texlive-collection-langcjk 2011 (3.20111207_r24786.svn24462.fc16)